座り聞き？

今日もプールに行ってきました。
徐々に体力が戻ってきたようで、1km泳いでもまだ体力が余ってました。
でも、疲れすぎてもいけないので、その辺で、プールに併設されてる温泉に入りました。

そこで、若い女性が2人、会話しているのが耳に入りました。
決して立ち聞きしたわけじゃないです！
だって、座ってたから・・・

で、その内容は、
女性A：『放射線に当たってさぁー、子供が男の子だったら、絶対奇形だよねー』
女性B：『そうだよねー、恐いよねー』


気付いたでしょうか？
間違ってますよね？
こうゆう中途半端な知識が世の中、蔓延しているのでしょうか？

たぶん女性Aは、性染色体の知識はあって、子供が男の子ならY染色体が父親から、X染色体が自分からいくのは知っているのでしょう。
そして、X染色体に異常があれば先天奇形になる可能性があることも・・・

しかし、まずどのくらいの放射線に当たれば奇形率が上がるのか？
また、性染色体だけではなく、相同染色体に異常があればどうなるか？
そもそもX染色体に異常があるとすれば、たとえ46XXになったとしても異常じゃない？

正しい知識がないと、大きな誤解を招くことになります。
つい先日も、ホテルがハンセン氏病の元患者さんを拒否したニュースがありました。
あれも中途半端な知識で起こったことでしょう。

すべてに正しい知識をもつことは不可能です。
実際、自分が知らないことは沢山あります。
医学においても・・・
国家試験レベルでさえも・・・

しかし、人は生き続ける間、多くの知識を吸収しなければなりません。
また、それはやらされて身に付けるものではなく、率先して身に付ける必要があると思います。

そう、決して国家試験の勉強はやらされているのではなく、率先して自分から立ち向かっているんだ！
←そう思わないと、やってられない(^_^;